二人の后
そのニュースが流れたのは、昨日の午後2時ごろだった。
新しい生命の芽吹きを伝える喜ばしい知らせ。
もちろん、
ひととしてそれをうれしく思わないなどということは、
その人間性を疑われることである。
しかし、
・・・・複雑なのだ。
なぜなら、
私がこのニュースを耳にして真っ先に思い浮かんだひとは、
その当事者である方ではなく、
別の方であったのだから。
(多分この方のことをまず思ったひとは決して少なくないと思うのだが・・・)
この件をきっかけに
きっとさまざまのことが変わっていくのかもしれない。
それが
この二人の女性にとって、
殊更今病に苦しんでいらっしゃる方にとって、
どのような方向への転換になるのであろうか。
初恋を実らせて幸せそうに微笑まれていた方と、
多分「愛」や「恋」ではなくその世界に飛び込まれた方と。
この対比ですら、
既に真実ではなく
私が勝手に思っているだけ、
もしくは何者かによって刷り込まれているだけ、
のものなのかもしれないのだが、
愛に包まれて優しげに微笑まれている方よりは、
雄雄しく義務を果たされ、
緊迫して笑みを浮かべていたもう一人の方のほうに
どうしても肩入れしてしまう・・・
皆さんにはそんなとこありませんかね。
無責任で
何も知らない「大衆」であるからこそ
なんでしょうが。
どうも私は
残念ながら
その典型のようです(苦笑)。
おそらくは、
こういう人間が
この方の一番の負担になっているような
そんな気にもなってきました・・・
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コメント
ちゃいさん、TBとコメントありがとうございました。
>今現在は、あまり蒸し返したくないというか、静かにしていてあげたい気持ちがありますね。。。
本当にそうですね。こんな記事を書いていながら、今は私もそんな気分です(汗)。
投稿: ぞふぃ | 2006/02/15 12:45
過去記事、TBしました。ちょっと前の話で、今現在は、あまり蒸し返したくないというか、静かにしていてあげたい気持ちがありますね。。。
投稿: ちゃい | 2006/02/15 11:06
ゴトウさん、コメント、そしてトラックバックをありがとうございました。
>こういう方が『国民の象徴』になれば
まさに雅子妃は「象徴にふさわしい」として選ばれた方だと思うのですけれどね。
一方「普通の可愛らしい若奥様」風である紀子妃にその重圧を持っていくのは、確かにそれこそ大変なことになりそうです。
投稿: ぞふぃ | 2006/02/12 12:33
ぞふぃさん、こんばんは。
私は「あなた、どこの新聞社の人?」と記者に詰め寄った頃の小和田雅子さんがとても好きでした。ご結婚が決まった頃、「かわいそうに」と思う反面、「こういう方が『国民の象徴』になれば日本も少しは変わるかもしれない」と思いました。けれど、実際には逆。絶対に何かを変わらなければ素晴らしい人をまた1人失ってしまうような気がします。
紀子さんはプライベートなパーティーで一度お見かけしましたが、ものものしい警備の人を除けば本当に普通の可愛らしい若奥様という印象の方でした。今度は彼女のほうが、心配です。
投稿: ゴトウ | 2006/02/12 01:41
Bachさん、同感の意を書き込んでくださりありがとうございました。
>どんな気持ちでこのニュースをお聞きになったことでしょうか
ひょっとしたら、重圧からの解放の兆しと感じられてホッとされているのかも・・・という気に最近ようやくなってきました。
でも、いわゆる「知り合いではない」我々がアレコレそういうことを考える、皇族とはそういう存在なのですよね。生まれながらにそういう世界にはいない人にはやはり大変なのだろうな、と思います。
投稿: ぞふぃ | 2006/02/10 12:49
ぞふぃさんとまったく同じ気持ちで一報目のニュースを聞きました。雅子妃はどんな気持ちでこのニュースをお聞きになったことでしょうか?また病気がひどくなられることのないようにと祈りたいですね。
投稿: Bach | 2006/02/09 22:58