冬、至る
・・・唐突であるが、
「冬」という言葉がかなり好きだ。
多分「春」よりも「夏」よりも「秋」よりも・・・
字の形も、
他の3つの季節より
シンプルですっきりしている。
その季節をあらわすようかのような
余計なものをそぎ落とした
悲壮感すらただよう張り詰めた美しさ。
そして「ふゆ」というその音。
この言葉は、
最も口が小さく開かれる「ウ段」の音しか無く、
子音も”f”のような空気のすうっと抜けるようなものと
”y”のようなその子音自体があるのかないのかという微かなものでできている。
ふわふわとしたような
ぼんやりとしたような
なんと頼りのない、
そして優しく柔らかい「ふゆ」。
(実際の冬は、
こんな寂しく厳しい季節だというのに・・・)
明日は、
その「冬」が至るという「冬至」の日。
この日がやって来て、そして行過ぎていく。
・・・太陽が戻ってくる。
そうは言っても
冬本番はもちろんこれからなのだが
(それはそれでまた嬉しい)
そんな不思議な心躍る日、だ。
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コメント
ちるにーさん、こちらこそはじめまして。
こっそりROMがバレていたのですね。
読み逃げばかりしていまして失礼いたしました(汗)。
>漢字で書いてもひらがなで書いても発音してもかわいいなんて、秀逸ですよね
おお、同志ですね。うれしいです(笑)
まだまだ冬本番はこれからだから楽しみですよね。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
投稿: ぞふぃ | 2006/12/22 12:49
はじめてコメントします。
ちるにーと申します。
よく遊びに来ていただいてありがとうございます。
ワタシも雪国に住んでいながら、やっぱり冬が好きです。
漢字で書いてもひらがなで書いても発音してもかわいいなんて、秀逸ですよね。
そして四季のある日本に生まれ、暮らしている幸せを、しみじみと感じています。
これからもよろしくお願いします。
投稿: ちるにー | 2006/12/22 12:30