所詮、参議院でしょ
遅ればせながら日曜日の選挙結果についてなのだが・・・
一部マスコミなどでは「歴史的自民惨敗!」みたいにすぐにでも安倍政権が崩壊するかのように書きたてているところもあるが、
実のところ私の周囲ではこんな雰囲気が大勢を占めているのである。
自民惨敗って言ってもねぇ、所詮参議院だから・・・
これって私の周りだけのことなのか?
勿論、惨敗したという自民党内部には
負け惜しみ的気分もあってこんな発言をしている人もいるのだろう。
だが、逆の野党側にしても
今は「民意を得た」なんて息巻いるが
腰を据えての政権交代への第一歩ととらえている人なんて
本音では数は知れているのかもしれない。
そして
肝心の国民も、
「政権から自民が離れるなんてことまでは希望はしないが、
いい気になっている自民にお灸をすえてやらなきゃな。
それには(直接政権には影響ない)参議院選はもってこいだよ」
と考えている人が実のところ大方を占めているのではないか?
そう、参議院って結局のところ「所詮参議院」なのである。
「良識の府」だとか言われているのかもしれないが、
所詮は
「存在意義がわからない」だの
「無用に議員の数を増やして財政を圧迫している」とか陰口も後を絶たず
多くの国民にとっては
調子に乗った与党の懲らしめるために存在するだけの存在なのだ。
あるマスコミの弁に、
このまま、衆院の解散総選挙に持っていけるかが、野党の腕の見せ所である
なんて言葉があったが、本当にそうなのだろうか?
本当にそんなに甘いものなの?政権交代って?
正直私には
今もし衆議院選挙で民意を確かめたところで
与野党が逆転する可能性などそれほど大きくないように思える。
(まあ今の3分の2というお化けみたいな安定多数は勿論失われるのだろうし、
それはそれで相当、与党にとっては打撃であるのだろうが・・・)
こう考えてみると、
参議院ってなんだか野党に似ている。
日本人にとっては、
所詮は参議院、所詮は野党、なのだ。
所詮、与党である自民党とその支配する衆議院あっての存在。
それが日本の現状ではありませんか、ね。
残念ながら・・・
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