« つい媚びちゃう人 | トップページ | 2つの日の間に引かれたボーダーの話 »

2009/03/12

「弱み」をみせることへの恐怖

……趣味であれ作品であれ
例えば
自分が好きなもの、
もっと踏み込んで言うと「大切にしているもの」についてを
誰かに語ろうとするとき、
多くの戸惑いや恐れを感じるのは私だけなのでしょうか?

だって
自分の胸に秘めているうちは絶対そんなことにはならないのに、
ひとたび「コレ好きなんだ」とでも公表すれば、

「そんなことに夢中になっているなんて馬鹿みたい」
「その程度の知識で通ぶってるの?滑稽だよ!」
「どうしてあんなものが名作なんて言える訳?」

などという、
有言無言の残酷で遠慮のない非難にさらされることになる……
そんな恐怖を私はいつも感じているのです。


……おかしなこと

確かに
嫌いなものの悪口や
おかしいと思っていることへの批判を口にすることだって、
より多くの反論や反感を買いかねないのに、
それでも
まだ自分の愛するものを攻撃されるという恐怖に比べれば
まだ耐えられるような気がするのは
何故なのでしょうね。

つまり

愛するものを公表するということは
世間に自分の弱みを見せること


悪意に満ちた殺伐とした昨今の世情をみるにつけ
そんな思いがふつふつと湧いてきます。

特に
ネット世界は現実世界より
正直な分恐ろしいほど悪意に満ちていたりするから……


自分の大切なものは
自分の中でひとりゆっくり楽しもう
そこには誰も踏み込ませず……


こうやってますます

閉じられた個の世界へと

人々は傾倒しているのかもしれません。


|

« つい媚びちゃう人 | トップページ | 2つの日の間に引かれたボーダーの話 »