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2009/12/11

突っこみたいから、つい……

……
世の中には、あるんですよね。
突っ込みたいから、つい観ちゃう番組って。

ネット上にレビュー板が現れてから、
ますますその傾向が顕著になったっていうか……

某公共放送の看板番組は
「スイーツ大河」とか陰口をいわれてから久しいですが
先月最終回を迎えたものもあちこちから非難轟々のわりには、
視聴率は結構よかったみたいですし。


まあ、
これはテレビや映画だけではなく連載小説なんかにもいえるのでしょうけど、
「その展開にイライラさせられながら」も
「つい惹きよせられちゃう」っていう
矛盾した視聴者や読者っていうのも少なからずいるもんなのでしょうね。

そして、
以前「不倫純愛至上主義?」という記事にもかいたことですが、
そういうひとたちも
実は売る側にしてみると立派な購買層なわけで、
むしろ数が限られる「善良なファン」よりも
そういう大多数の「意地悪なアンチ」をターゲットにするほうが
商売としては手堅いものなのかもしれません。
良質な作品より
陳腐なもののほうが手っ取り早く量産できますから。

つまり、
「心を震わせる感動」や
「やられたという驚嘆」も売り物なら、
「誰かとの『イライラするね!』との共感の対象を提供すること」も売り物。

もちろん、
後者の場合あまり度重なると
本当に愛想尽かしされてしまうことになるので
あまり安易な商売にばかり走るのはお勧めできないのでしょうが……

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