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2010/04/22

「幕末かぶれ」対決

龍馬ブームの昨今である。

火付け役である某公共放送の看板番組だけではない。
それが始まる前の昨年の末ぐらいからの、
マスメディアへの坂本龍馬の露出は全く大したもんなのだ。
その人生についてを語る関連書籍から
果ては彼とは全く関係のない製品のCMまで、
「龍馬」の名が流れない日はない。

去年の
割と地味目のヒーロー(しかも脚本も「?」な作品)と比べても
しょうがないのかもしれないが、
つくづく、龍馬っていう人は歴史上人気のある人物としては
間違いなくトップクラスには入る人なんだろう。
私たちがイメージするその「人なり」は、
豪快な性格、神出鬼没のフットワーク、奇想天外な発想……
ああ、もう絵に描いたようなヒーローと言うしかない。

でもなんだかなぁ……

龍馬みたいにステレオタイプな英雄って
私はダメなんだよね。

なにせ昔、
職場の友達が
「幕末で一番好きな人って誰?」と聞いてきたとき、
大村益次郎」なんて答えて、
相手を白けさせちゃったことがあったぐらいだから。
(大村益次郎って昔大河の主役にもなったとはいえ、
そんなにメジャーな人じゃないから仕方ないのだが)

ただの天邪鬼ってやつなのかもしれないけど、、
でもその天邪鬼から言わせると
誰も彼もが好きになるような坂本龍馬好きの男の人って、なんだか可愛いい。
きっと素直に「好きなものは好き!」って大声で言えるような人なんだろうなと思う。
まさに「龍馬かぶれ」だ。

この「龍馬かぶれ」って言葉、
あるCMで使われていたけれど、
あれは本当に上手く「愛すべき龍馬ファン」を言い表していると思う。
「私は龍馬かぶれです」っていう開き直りっているサマ。
本当のファンっていえるのは
「○○かぶれ」と胸を張っていえるような御仁じゃあないのだろうか。

と振り返って自分を見つめてみると、
自分は残念ながら
自らを「大村益次郎かぶれ」とはとてもいえないことに気づいた。


いやはや……

すみません、
幕末好きとしての私は、
「龍馬かぶれ」さんたちはに完全なる敗北、のようです。

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2010/04/20

「すごい!ほんとうですか?」

職場ではFMがずっとかかっている。
だらだらと流れるその会話に耳をすますと、
繰り返し現れる「あるフレーズ」の存在に気が付く。

それは、

……すごい!
……ほんとですか?


……


「すごい!」って…
「ほんとですか?」って……

ああ
ふたつとも
何て中身のない言葉なのだろう。
とりあえず言っておけば当たり障りがなく
それでいて
言っている側の「なおざり感」がこれほど如実に出る言葉も少なくない。
これらは
繰り返されるほどに
これらを口にする人間の
聞き手としての無能さ、不誠実さ、話し手に対する興味のなさを曝け出してゆく。


聞けば聞くほど馬鹿らしい。
あまりの馬鹿らしさに
自分は
「これらの言葉は今後出来る限り口にしないようにしよう」、
そう心に決めた。
そう言いたくなったら、黙ってソレを飲み込こもう。

結果
「無愛想なひと」ということになっても、
それはそれで仕方ない。

だってそのほうが
「陽気で調子のいいひと」よりは
きっと私にはあっていると思うから。


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2010/04/15

「くだらない番組が許せない」本当の理由

……こんな文章を目にしました。


くだらないテレビ番組が腹立たしいわけではないのだ、
本当に腹立たしいのは、
そんなくだらない番組を観て人生を無駄に過ごしている人間がいること、
そんな人間が身近に存在するということ
そのことに
とてつもないストレスを感じるのだ・・・


ああ、すごくよくわかる。

本当にその通りなわけで、
私の最近のイライラはその辺に起因しているのです。

まさに目から鱗の提言。


でも、
その方はこう続けていくのです。

しかし考えてみるとそれは自分の傲慢さに他ならない。
ソレを「くだらない」と思うのは自分の嗜好の問題であり、
ソノ「くだらない」ものを好んで観賞することは、
必ずしもその人にとっては人生を無駄に過ごしているとは言えないのだ。
それに気が付くことにより
このストレスは大分解消することができる……


ええっ?
そうなっちゃうんですか?
それだけ?
それだけで
このストレスから逃れられるの?
本当に?


……


なるほど。

考えてみると、そうなのかもしれません。

とりあえず
人との付き合いで何かの番組を観るのはやめにします。

自分が観たいものだけを、観るようにします。

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2010/04/05

ちょうどいい距離

思惑のすれ違いってヤツですか、
ここんとこ
いろいろとストレス感じることがあったりして、

まぁ中学生なんて思春期と反抗期真っ盛りだから当然といえば当然なのですが。

そしたら
こんな文章を目にしまして……


……


書いてくださった方、ありがとうございます。

そうですね、

親子なんて少し仲が悪いくらいで、ちょうどいいものかもしれません。

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