劇場のマナー
子供が出る音楽会に行って来ました。
平日だったので半休取って…
休暇の申請をした時、上司がこう言ったんです。
「(非常事態の場合の)連絡はつくんだよね?」
……すみません、
「いえ、ダメだと思います」って言えなかったの私の気の弱さゆえです。
だって、
事務所はたった一人の常駐者である私がいないと(=休業)になっちゃうし…
子供の学校行事の参観ごときで
一企業の活動を停止させるのはどうも気が引けて…
というわけで
携帯の電源を切らずにマナーモードの状態で客席に着かざるを得なくなった私。
(マナーモードのバイブって
接触しているものによってはものすごい音になっちゃうし
何よりあの着信したときのライトは結構に目につくんだよね、
特に客席の暗がりでは。)
という経験から、
(携帯は
ダウンコートのポケットに入れその部分をしっかり握って、
座るのは
中座しやすいドア付近の端の席…)
そんなことを気にかけながら音楽ホールに向おうとしたのですが、
結局、出かける前にまさかの仕事のトラブル発生。
それを片づけた後、
遅ればせながらホールに駆けつけ
なんとかぎりぎり開演に間に合ったのでした。
先に行っていた
夫が取っていてくれた席はなんと桟敷の一番奥の「端の席」。
私:確かに「端の席」だけど、これじゃ意味ないじゃん!
夫:え、だってもうトラブル片付いたんでしょ?
午後には戻るんだし、いいんじゃないの?
……
もう面倒だから携帯の電源切っちゃいましたよ。
おかげでゆっくり音楽を楽しむことができました。
(ちょっとは心配だったけど)
……
ちなみに
夫の隣の方は演奏の間中、ipadをいじっていたそうです。
(多分自分の子供の出ている時は、聴いていたんでしょうが。)
もう、そんなんなら来なくてもいいのにね!
なんて思ったけど、
あんまり他人のことは言えないか。
携帯の電源を切れないヤツは劇場になど来るな!
という辛口のご意見に、
「光もバイブを自分だけにしかわからないように配慮するし
すぐそっと離席するから、勘弁してよ」
と辟易していた自分を思い出して、思わず苦笑してしまいました。
結論:人は皆自分に甘く、他人には厳しい
ってことですかね。
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