電車と本
電車通勤も3年目の春を迎えた。
目はすっかり老眼になってしまったが、
それでも電車通勤の楽しみは何と言っても読書。
文庫本をコートのポケットに忍ばせて
電車に乗り込みいそいそと頁をめくるのは何とも楽しいひと時だ。
でもねぇ
なかなか出会えないんですよ、
夢中になる本に……
新しい作家さんに一時はまったりはするのだけど、
どういうわけだか長続きはしない。
この前など、どうにも肌に合わなくて未読のまま図書館に返してしまった本があったり。
というわけで
慣れ親しんだ本をまた本棚よりひっぱり出してきて
また読み返す日々が続いている。
しかし昔の文庫本って字が小さいね!
これだけちいさいと、
眼鏡なしでは読むのは無理。
眼鏡を忘れると残念ながら楽しいひと時を失う日となってしまうことに…
また例え眼鏡をかけても
体調がすぐれない場合はけっこうきつい。
それでも背表紙に印字されている¥230円という定価につくづく、
この本への愛着と時の流れを感じる。
痛んだ本を労わるためにも
ブックカバーが欲しい今日この頃だ。
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