大人の習い事
4年ほど、声楽を習っています。
……
4年っていうのは私にしては続いているんだと思います。
だから合っていたのかって言われるとそうとも言えない…
だって、どう考えても「楽しい」、ってのとはちょっと違うんですよね。
どちらかというと負担に感じることのほうが多いです。
先生は割とシビアな方だし、
今でも週1回のレッスンの前はかなり憂鬱になるというのが正直なところ。
仕事で疲れているのに、家事もあって、結構いっぱいいっぱいなのに
「ああもう、なんでこんなこと始めちゃったんだろう」って後悔したのも早かったです。
好きだったアリアをiPodで聴いても、
なんだかレッスンのことが頭をよぎって単純に楽しめなくなるのも、頻繁なこと。
でも2年、3年と続けていくうちにね、
発表会にはドレスアップして緊張しながら歌うのも
この年になると貴重な体験。
乙女の永遠の夢であるイブニングドレスを
ハロウィンでもないのに着られるのは音楽を演奏するときぐらいなものでしょう?
(もちろんハロウィンでも私は着たことがなかったですが)
過去の演奏のDVDと比べれば声も幾分かはマシに出るようになってきたし。
なによりよかったのは、
子供たちと習い事や部活の苦労や喜びを、共有できるようになったってことかな。
練習なんて地味でつらいことばかりだけど
それでもやらずにはいられない。
そんな気持ちこの何十年忘れていました。
ちょっとうれしい。
ああ、大人の習い事ってそこがいいのかも…
だから忙しい時間を見て、大切なお金をはたいて、
大の大人が、わざわざ厳しく指導されに行く、のかもしれませんね。
でも
そう思いながらも
やっぱりレッスンに行くのは相変わらず面倒で憂鬱。
毎度、
牛にひかれるように教室に向かう私です。
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