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昨日
管理していた家族旅行記のサイトを更新した。
ほぼ1年ぶりのことだった。
さほど手のかかる更新であったわけではない。
昔の旅行の写真を数枚UPしたのと、
子供つくったページをリンクしてやったぐらいのこと。
本当のことを言うと
このサイトの管理については
モチベーションが下がりまくりだったから
このまま放っておかれて
インターネット上無数にある
管理放置サイトの一つになってしまうのも
時間の問題だったのかもしれない。
だが、
娘がココに来て
急にホームページ作成意欲に燃え上がってしまったもので。
まあ彼女のページを付け足すなら、
前々からUPを予定していた古いベルリンの写真も
ついでにUPしちゃおうか、
という極めて覇気の無い更新だったわけなのだ。
そんな更新とはいえ
久しぶりに開く自分のサイト。
ソレを眺めているうちにこんなことを考える。
そもそも
家族の海外旅行なんてものは
やたらめったらに行われないイベントであるから、
新しい旅行記でコンスタントに更新していくなんて
なかなかできることではない。
だから私も
昔の独身時代の旅行の思い出なんぞを
窮余の一策にUPしたりしていたわけなのだが、
そんな昔の古ぼけたサエない写真をUPしてみたところ
誰かの興味を引き付けられるなんて
とてもじゃないが思えない。
そうしてどんどん下がっていくモチベーション・・・
そうこうしていくうちに、
なんでこのサイトを始めたんだろう
なんてサイト自身の存在意義にまで思いが及んでいく・・・
もちろん、
公開直前はこんな殊勝ぶった記事を書いているが
そんなことはタテマエにしか過ぎず、
誰かの役に立てたら・・・とか、
誰かに面白く読んでもらおう・・・!
などという
おこがましい野心が
皆目なかったわけではないのだ。
だが、
こうして月日を重ねて冷静な目で眺めてみると
もはや色あせた役にも立たない情報や
誰でも体験する陳腐なハプニングやその感想などが
書き連ねられているに過ぎない我がサイトの真実の姿に突き当たる。
正直辛い・・・
「いやぁ、
ある意味サイトを公開するというのは
公害を撒き散らしてしまうという危険も
はらんでいたのだなぁ」
と苦笑したくなる。
・・・
そこでふと
「ヨソさまはどうなんだろう?」
と思い立って、
リンクさせてもらっているところをはじめ
さまざまな家族旅行記サイトさんを
お邪魔してみた。
ああ、
当時は
きっと活気に溢れていた各サイトだったろうに、
今や静かにそこにただあるという感じのところがほとんど。
(もちろん今も精力的に更新をつづけている
エネルギッシュなサイト管理者さんも
いらっしゃるにはいらっしゃるが―
その熱意や工夫には驚くべきものがあり敬意を表します!―)
皆さん、
てこずっていなさるんですね・・・
西暦2000年前後あたりから
雨後のタケノコのように
ネット上に無数に生まれた家族旅行記サイト・・・
拙サイトを含めこれらが
この先どのようになっていくのか
なんとなく
そら恐ろしいような気分になる私・・・
とにかく、
自分は細々とでも続けていくことにしよう・・・
まだ、
削除はできないのだから、
それしか道はないようです・・・