世界は誰の都合で動いているのか
2020年夏季オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まった。
いや、関係者の方々おめでとうございます。
…
とはいうものの、
実は
私は東京招致には反対組、でした。
(さすがにこの期に及んでは「反対組です!」と
現在形で言い放てない程度のヘタレ反対組ではあるのですが…)
まあ、私の反対の理由なんて、
「やれ財政が…」とか
「やれ理念が…」とかいう立派なものではなく、
言い出しっぺのご老人が大嫌いだからという
まったくもって感情的且つくだらない理由なので
その願いが砕かれることなど
屁でもないのです。
でも、
でも、
今回のニュースを聞いて
これをブログに書かずにはいられなかったのは、
東京が選ばれたその理由……
……
やっぱ2024年を100年ぶりのパリ開催にしたいから、なんでしょ?
……
確かに
候補地3つの中で
一番経済的、政治的には安定した都市が東京だっていうのは、
まぎれもない事実なのだろうけど、
お初物が大好きなIOCが
初のイスラム圏開催のイスタンブールを捨てたのは、
政情不安とか要因があるにせよ、
もう3度目の正直とばかりにほぼ施設が完成しているマドリードを捨てたのは、
「20、24とヨーロッパで続けて開催するわけにはいかん」
という事情以外考えられんのですよ。
だって
「スペインは信用不安だから」とかいっているんなら、
なおさら開催させて景気刺激をしたほうがいいんでないの?
もう箱モノはほぼできちゃっているんだし。
真偽のほどはさだかではありませんが、
こんな裏事情がささやかれているそうです。
2008の北京が民主化弾圧などの不祥事でオリンピックをポシャった場合の
代替地としてもしもに備えてIOCに恩を売ったパリ(フランス)、
結局代替地は不要に終わったので次の2012に満を持して立候補したそのパリを
イラク派兵に反対したという理由で潰したアメリカ、
漁夫の利で2012を獲得したロンドン(イギリス)…
2024は前回パリ大会からちょうど100年、
今度こそパリ開催をという流れは堅いらしい
ああ
なんだかんだいって相変わらず
世の中はあのあたり―米英仏―の都合で動いているんだなぁ、と
それを痛感した日曜の朝のことでした。
しかし、
石原前都知事が「オリンピック構想」をぶち上げたのが
2006年だとして、
ここまでの展開を予想していたのだとしたら、
大したもんですな。
てっきり
(北京がやるくらいなら東京が2度目やったっていいだろう
もうそんな時期だろ?)
程度の思いつきかと思っていましたから…
もしそうだとしたら
相当優秀な先の読めるブレーンが存在したんでしょうね?
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