2007/11/22

鏡に映る化粧の私

・・・
客先へ外出する用もあるので
久しぶりに化粧をして出勤した。

今日の鏡に映る自分の顔は、化粧顔-


・・・

もういい年をした大人の女が、である。
勤め先であれ買い物であれ
とにかく外に出るのにすっぴんというのは
既にある意味マナーに外れているらしい。
つまり化粧をするというのは
顔を洗ったり髪をとかしたりするのと一緒で、
相手に不快感を与えないためにも不可欠なこと、だというのだ。

確かに街を歩く人たちに目をやると
ほとんどの女性は化粧をしている。
すっぴんの人を探すほうが難しいぐらい。
その上すっぴんの人というのは
大抵その他の身なりも構わないという風の人だったりする。


普段の私もああいうふうに見られているのかな・・・


でも、
ああごめんなさい。

それでも、私は化粧をするのが億劫な人間なのだ。
会社に行くのだって最近はすっぴんばかり。
(だって遅刻しちゃいそうなんだもん、それに自転車で7分の通勤だし・・・)
逆に今日のように
外出の予定があるなどの理由で化粧をして出勤すると
口紅のベタベタ感とか
顔に塗られたファンデーションが気になって仕方が無い。
トイレに席を立ったときの
鏡に映る自分の顔のテヤリにぎょっとしたりする。

そりゃ
私だって自分のことを
「すっぴんのほうがきれいだ」なんて
大誤解をしているわけじゃない。
鏡に映るすっぴんの自分の顔にだってぎょっとするのは一緒なのだ。
だが、
この「化粧」という私にとっては結構な
「時間とお金と努力」の結果返ってくるのが
すっぴん時と同程度の「ぎょっ」であり
べたべたの不快感なわけでは、
私にとって化粧があまり魅力あるものではなくなるのは
当然なのである。

人間にとっては
努力(ここでは化粧)しているのに
その効果(ここでは美)が虚しいものほど情けないものは無い。
だったら
努力ししない(ここではすっぴん)で
効果をあきらめているほうがよっぽどマシじゃないか!

そんなわけで
やっぱすっぴんでもいいや!って気分になるのは
もうすっかり女としては取り返しの付かないところまで
来ちゃっているってことなのかなぁ・・・


街行く化粧した女性たちの中にも
こりゃ勘違いしているよっていう
「おてもやん」や「魔女」もいるけど、
彼女らも家の鏡に向かっては「これでよし!」と思って出てきたはず。
どんな化粧にせよ、すっぴんよりはマシ
そう思った結果のメイクアップなのだ。


そう思い切れない私は、
「化粧嫌い」というよりも
やっぱり単に「化粧がヘタ」ってことなのだろう。
ヘタだから上手くならず
余計やらないからまたヘタになる
とまあ、こんな悪循環なわけだ。


というわけで今日の結論は、

結局は
「何事も修練は大切」ってことになるのか。

達成できっこないすっぴん美人を目指すなんてうそぶいてないで
地道な化粧術の習得に
もうちょっと
頑張ってみることにしてみます、か・・・

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